連続回転運動を断続回転運動に変換する歯車です。ゼネバ歯車は、原動歯車(ピン歯車)と従動歯車(ゼネバ歯車)で構成されます。原動歯車は回り続ける歯車(回転させる側)、従動歯車は原動歯車に取り付けられたピンがこの歯車の溝に入っているときだけ回転する歯車(回転させられる側)です。したがって、連続的な回転運動を、止まったり回転したりする断続的な回転運動に変換できます。原動歯車のピンは、1本または2本が一般的といえるでしょう。
ゼネバ歯車は、機械式時計でゼンマイの巻きすぎを防ぐため開発されました。ゼネバは、時計産業が盛んなスイスのジュネーブにちなんで名づけられたそうです。形状からマルタ十字と呼ばれることもあります。
代表的な長所は、連続する回転運動を断続した回転運動に変換できることです。間欠運動が必要なときに用いられます。形状がシンプルな点も長所としてあげられます。同じく、間欠運動が必要なときに用いられるパラレルインデックスカムよりも設計は簡単と考えられています。多くの書籍で設計法が公開されている点も見逃せません。以上の特長があるため、コストを抑えつつ製作できる可能性があります。目的に合致すれば、採用しやすい歯車といえるでしょう。
ただし、短所がないわけではありません。一例としてあげられるのが、位置を正確に決めにくいことです。バックラッシ(歯車を噛み合わせたときに生じる歯面の遊び)によりこの問題が生じます。パラレルインデックスカムはバックラッシが少ないため、同様の問題は起こりにくいと考えられています。また、途中で停止すると干渉により止まる恐れがある点にも注意が必要です。大きな短所にはなりにくいですが、気を付けたいポイントとしてあげられます。
公式サイトにゼネバ歯車の画像は掲載されていませんでした。
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