【目的別】自社に合うギヤが見つかる!
欲しいギヤのタイプから選ぶ
ギヤメーカー5選
ウォームギヤとは、ネジの切られたシャフトであるウォームと、それに対応するウォームホイールのセットを指します。ウォーム(Worm)は、ネジ山や螺旋管のことで、芋虫のような見た目からその名があります。ウォームホイールは、ウォームに噛み合わせるはすばの歯車です。
ウォームギヤは、食い違い軸歯車に分類されます。交差角度は90度のものがほとんど。減速比が大きいという特徴があるため、回転の方向を転換し、かつ大きな減速比が必要となる場合に多く使われます。
ウォームギヤの長所は、大きな減速比が得られること、振動や騒音が少ないこと(静音性)、セルフロックが可能であることです。
ギヤの減速比は、駆動歯車と被動歯車の歯数の比率によって決まるため、ウォームホイールの歯数を上げれば大きな減速比が得られます。また、ウォームギヤは噛み合い率が高くしっかりと歯が噛み合うため、騒音や振動が抑えられます。
ウォームギヤには、セルフロックという現象があります。これは、ギヤが停止している時、出力軸であるウォームホイール側から回転させようとしても、入力軸であるウォームは回らない、という現象です。セルフロックを昇降機に利用すると、安全性の向上につながります(摩擦の状態や歯の形状によっては、この現象が起こらないこともあります)。
ウォームギヤには、摩擦が大きく摩耗しやすい、エネルギー伝達効率が低いといった短所があります。
ウォームギヤは歯の当たり面が大きく、接触面が滑るといった特徴があります。摩擦が大きいことから摩耗しやすく、専用の潤滑油が必要となります。また、接触面が滑るということは、動力が伝達されずに失われるということ。伝達効率が低くなるということです。
建設機械、鉱山用機械、昇降機、望遠鏡、顕微鏡、弦楽器のペグ
引用元:エスアイジー公式サイト
(http://sig-gear.co.jp/product/sample/#jump-16)
エスアイジーの例
ウォームギヤを専用のホブ盤で仕上げ、シャフトを歯研仕上げしたウォームギヤセット。
精度やサイズなど5つの特徴的なポイントにマッチするギヤメーカーを紹介しています。
【選定の条件】Googleにて「ギヤ メーカー」「歯車 メーカー」で検索し、100位までに公式サイトが表示されたメーカーの中から
①ギヤ加工の対応範囲が広い(一部の種類に特化していない)、②国際的な品質マネジメント規格ISO9001を取得している、または、「日本歯車工業会」所属のメーカーから、各条件に適したメーカーから紹介しています。
(Google検索は2022年7月1日時点、①②は2022年7月調査時点)
※以下の根拠をもとに選出しています。
【高精度】…機械加工技能士「特級」保有者の数が最多、高性能な設備(ハイエンド/上位機種)の導入 【既存歯車の再現】…複製技術に強み、複製がプラン化されている
【標準歯車】…標準歯車の取扱い製品数が最多
【特大サイズ】…公表されている加工設備の対応サイズの中で最大 【極小サイズ】…商品化されている製品の中でモジュールが最小