本サイトで紹介しているギヤ(歯車)メーカーの中で、工作機械の歯車に対応(2022年7月調査時点で公式サイトに記載)しているメーカーを紹介しています。
詳細記載がなかったメーカーについては、最下部にメーカー名のみ紹介しています。
業界で実績のあるギヤがわかる
ニーズ別ギヤ(歯車)メーカー5選を見る
ニッセイでは、工作機械に使用される各種歯車に対応しています。
工作機械に使用されるスパイラルベベルギヤは、噛合い率が高く、回転がスムーズで騒音や振動が少ないという優れた特性を持っています。キャパシティはギヤサイズがモジュール0.5~6 まで、外径が約φ300mmまで、全長が約300mmまで。
ハイポイドギヤは、歯の噛合いがスパイラルベベルの転がり作用に、歯スジ方向のすべりが加わるため、スパイラルベベルギヤよりも、静かに滑らかに回転を伝えることが可能です。キャパシティはギヤサイズがモジュール0.5~6まで、外径が約φ300 mmまで、全長が約300 mmまで。
オージックでは、工作機械向けに多様な歯車を提供しています。
工作機械の主軸に使用されている平歯車(スパーギヤ)は、20,000rpmの最高回転数を誇ります。ライスハウァー社のLNS(ローノイズシフト研削加工)で加工することによって、高速回転に対応できる歯面の面性状を可能にしています。
工作機械の割出テーブル用に使用されるウォームギヤは、単純に歯車の精度だけでは無く、加工基準面や、はめ合い部分の寸法・幾何公差など、その製品に適した加工精度を実現させることが大切な部品です。
工作機械用ATC(オートツールチェンジャー)向けのハイポイドギヤは、噛み合い率が高く動力の伝達効率が良いことがメリットです。ハイポイドギヤによって減速比の大きい工作機械用ATCを設計できるため、こ減速機をれまでの2段減速から1段減速にすることが可能になりました。
工作機械用の歯車として、まがりばかさ歯車と内歯車を製作しています。
まがりばかさ歯車は、互いに歯がツルマキ線状に絡みつくことで、より噛み合い率が向上するのが特徴。音が静かで、振動も少なく、歯に対する負担も少なくなり、強度(面圧強度)も強いというメリットがあります。
内歯車は、遊星歯車装置(減速機)に用いられることが多く、歯車装置のコンパクト化を図ることができるというメリットがあります。オーダーメイド歯車は、製作ロットや加工条件によっては、安価な単価で製作出来る場合があるので無料の見積もりをおすすめします。
菊地歯車では、産業機械向けの歯車軸を提供しています。
キー溝部は熱処理前に荒加工を行い、熱処理後に仕上げ加工をすることにより精度を確保しています。仕様は材質:SCM415H、モジュール:2、圧力角:20°、歯数:20、外径:φ44、熱処理:浸炭熱処理(ネジ部防炭)、歯形精度:旧JIS 2級、対応ロット数:100個。
町田ギヤー製作所では、産業機械用の歯研歯車を提供しています。
歯研歯車は、ホブ盤やギヤシェーパなどによる歯切り加工後、さらに歯車を研削加工したものになります。主に熱処理後に、熱処理変形の除去・噛み合い精度の向上を目的として行い、伝達率・静音性などに優れ、環境への影響を削減できることから近年需要が増している部品です。
日本ギア工業では、産業機械向けにスパイラルベベルギヤを製作しています。通常、スパイラルベベルギヤは、設計によっては、軸角をプラス、マイナスにしても加工が可能なため、歯面を高精度に加工し、精密工作機械や船舶等の駆動部に使用されているのが特徴です。
運搬機械、製鉄機械、風水力機械、環境装置、化学機械、鉱山機械などからプラスチック機械や業務用洗濯機まで多岐にわたる産業機械分野のギヤを製造しています。
小~中ロットの量産品を生産し、試作・開発の部品製作やスペア部品、故障対応の特急品にも対応可能なことが岐阜ギヤー工業の強み。使用される歯車も機械毎の専用設計が多いため、多様な形状に対応することが可能です。また低コスト・省エネ化に応えて、小型化や特殊な歯型修正を付加するといった要望にも対応しています。
上記以外に、青島歯車製作所、宇野歯車工業、古賀歯車製作所、坂西精機、大和歯車製作、長岡歯車製作所、中西製作所、ナゴヤギア、日伸歯車工業、寳角ギヤー、明和製作所でも、工作機械向けのギヤに対応しています。
精度やサイズなど5つの特徴的なポイントにマッチするギヤメーカーを紹介しています。
【選定の条件】Googleにて「ギヤ メーカー」「歯車 メーカー」で検索し、100位までに公式サイトが表示されたメーカーの中から
①ギヤ加工の対応範囲が広い(一部の種類に特化していない)、②国際的な品質マネジメント規格ISO9001を取得している、または、「日本歯車工業会」所属のメーカーから、各条件に適したメーカーから紹介しています。
(Google検索は2022年7月1日時点、①②は2022年7月調査時点)
※以下の根拠をもとに選出しています。
【高精度】…機械加工技能士「特級」保有者の数が最多、高性能な設備(ハイエンド/上位機種)の導入 【既存歯車の再現】…複製技術に強み、複製がプラン化されている
【標準歯車】…標準歯車の取扱い製品数が最多
【特大サイズ】…公表されている加工設備の対応サイズの中で最大 【極小サイズ】…商品化されている製品の中でモジュールが最小