コルナックスギヤは、コルヌ螺旋曲線を歯形に採用した新型の歯車です。歯元が広く設計されており、曲げ疲労強度が高い点が特徴です。摩耗に強い、静音性が高いなどさまざまなメリットがあり、精度や耐久性が求められる機械装置への使用が想定されています。
ここでは、コルナックスギヤについて、より詳しく紹介しています。
コルナックスギヤは、コルヌ螺旋曲線(クロソイド曲線)を歯形に応用した新たに開発された歯車です。この曲線は、曲率が一定の割合で変化する特性を持ち、高速道路やジェットコースターの設計にも利用されています。コルナックスギヤでは、歯の噛み合いが滑らかに始まり、連続的かつ自然な接触ができます。従来の歯車で課題となっていた衝撃や振動の抑制が期待されます。
また、コルヌ螺旋の相似性により、モジュールや圧力角の変更が容易で、設計の自由度が高まります。さらに、インボリュート歯車との互換性もあり、既存のシステムへの導入が検討しやすくなるでしょう。このような特性から、コルナックスギヤは高精度な動作が求められる機械や装置への導入事例が増えています。
コルナックスギヤの長所として、まず高い強度が挙げられます。歯元の設計が強化されており、耐久性が向上しています。また、摩耗耐性に優れており、特殊な歯形により摩耗が抑えられる点も長所です。
小型化・軽量化に寄与し、コンパクトな設計が装置全体の軽量化に貢献します。加えて、騒音抑制にも配慮されており、滑らかな噛み合いで運転時の騒音が低減されます。これらの特性により、ギヤは多様な機械装置において安定した動力伝達を叶えてくれるでしょう。特に高精度が求められる分野での活用が進められています。
コルナックスギヤの短所として、まず、製造に高度な技術が求められます。特殊な歯形を持つため、製造には高度な技術と精密な加工が求められます。
また、製造コストが高くなる傾向があることも課題であり、製造工程の複雑さがその一因です。さらに、市場での導入事例が限られていることも短所の1つです。新しい技術であるため、市場での普及が進んでいない場合があります。ギヤの導入には製造体制やコスト、適用分野のニーズを総合的に評価し、慎重に検討する必要があるでしょう。
介護ロボットの駆動用減速機:高い耐久性と静音性が求められる分野で活用されています。
産業機械:高負荷や精密さが必要な装置での利用が進んでいます。
自動車関連機器:小型・軽量化が求められる部品に使用されています。
ロボット工学:精密な動作が必要なロボットの関節部分などに適用されています。
Google検索で「コルナックスギヤ」と検索し、ヒットした企業の製品例を紹介します。(2025年4月10日時点)

引用元:開放特許情報データベース【PDF】
(https://plidb.inpit.go.jp/pldb/seeds/2011/000/L2011000150/L2011000150.pdf)
宮奥エンジニアリングの例
宮奥エンジニアリングは、コルナックスギヤを活用した減速機の製品開発を行っています。
精度やサイズなど5つの特徴的なポイントにマッチするギヤメーカーを紹介しています。
【選定の条件】Googleにて「ギヤ メーカー」「歯車 メーカー」で検索し、100位までに公式サイトが表示されたメーカーの中から
①ギヤ加工の対応範囲が広い(一部の種類に特化していない)、②国際的な品質マネジメント規格ISO9001を取得している、または、「日本歯車工業会」所属のメーカーから、各条件に適したメーカーから紹介しています。
(Google検索は2022年7月1日時点、①②は2022年7月調査時点)
※以下の根拠をもとに選出しています。
【高精度】…機械加工技能士「特級」保有者の数が最多、高性能な設備(ハイエンド/上位機種)の導入 【既存歯車の再現】…複製技術に強み、複製がプラン化されている
【標準歯車】…標準歯車の取扱い製品数が最多
【特大サイズ】…公表されている加工設備の対応サイズの中で最大 【極小サイズ】…商品化されている製品の中でモジュールが最小