本サイトで紹介しているギヤ(歯車)メーカーの中で、船舶・鉄道の歯車に対応(2022年7月調査時点で公式サイトに記載)しているメーカーを紹介しています。
詳細記載がなかったメーカーについては、最下部にメーカー名のみ紹介しています。
業界で実績のあるギヤがわかる
ニーズ別ギヤ(歯車)メーカー5選を見る
協和製作所では精密機械に使われる精密インターナルギヤと精密ギヤを製作しています。精密インターナルギヤの仕様は、重量 (kg)1.7、外径 (Φ)φ200、内径 (Φ)φ128.7、長さ (mm)26、モジュール2.0、歯車精度JIS5級、材質(鋼種)S45C。
精密ギヤの仕様は、重量 (kg)3.7、外径 (Φ)φ252、内径 (Φ)φ133、長さ (mm)15、モジュール3.0、歯車精度JIS6級、材質(鋼種)S45C。
チバダイスでは、OA機器、AV機器、精密機器向けのノブシックギヤを製作しています。 ノブシックギヤは新しいプラスチックの樹脂歯車。半ピッチ位相をずらして二つの平歯車を一体化していることが特徴です。
かみあい率が一挙に2倍となったノブシックギヤは、優れたプラスチック材料の登場、高精度の成形金型、 成形技術の進歩に支えられて、電気機器、自動車などに広く使用されています。また軽量、低コスト、無潤滑であることや、歯車の騒音が軽減され強度も高くなっているなど、ギヤのニーズに応えている部品です。
中村精機は、印刷機械をはじめ多様な自動車の部品を提供しており、品質保証の面で充実しています。明確な品質基準により、検査、測定とそのデータの監視を行ない、“品質は工程で造り込む”が会社の品質保証の基本。
自動化ラインではポカヨケ、自動計測装置が設置されています。これにより不良品の生産を防止するとともに、作業者および品質管理スタッフによる定期的な抜取りチェックを効果的に実施しています。
日本ギヤ協会は印刷機械において、高精度円筒歯車と高精度スパイラルベベルギアを提供しています。高精度円筒歯車は、歯数が多く、小モジュールを持つ高増速円筒歯車を歯車研削盤にて歯面研削します。歯部精度JIS0級以上を確保することができ、周速100m/s以上でもスムーズで静かな噛合いを得ることが可能。このため多くの高速回転を必要とするコンプレッサーや発電装置等に使用されます。
高精度スパイラルベベルギアは、通常、直交軸(軸角90°)が主に使用されていますが、設計により、軸角をプラス、マイナスにしても加工が可能です。このため歯面を高精度に加工し、精密工作機械や船舶等の駆動部にも使用されている部品です。
また品質保証体制が充実していることも特徴です。高い精度が要求される円筒歯車(外歯、内歯)、傘歯車、ウォームについては、歯車測定器を使用して、各評価項目(歯形誤差、歯筋誤差、ピッチ誤差等)が要求スペックに適合していることをチェックしています。
前田精密製作所では、油圧部品、情報通信関連部品、 航空機部品、医療関連、衛星通信等の歯車、組み立て、開発支援などを提供しています。特に医療関連の実績が豊富で、昭和60年代より、インプラント部品、手術用器具部品などを、試作~量産まで製作しています。
三宅精機は、超小型精密歯車を製作しています。ギヤサイズは、モジュール0.3~0.5まで。
菊田鉄工は、産業向け精密ロボット用歯車(歯研仕様)を提供しています。
精度やサイズなど5つの特徴的なポイントにマッチするギヤメーカーを紹介しています。
【選定の条件】Googleにて「ギヤ メーカー」「歯車 メーカー」で検索し、100位までに公式サイトが表示されたメーカーの中から
①ギヤ加工の対応範囲が広い(一部の種類に特化していない)、②国際的な品質マネジメント規格ISO9001を取得している、または、「日本歯車工業会」所属のメーカーから、各条件に適したメーカーから紹介しています。
(Google検索は2022年7月1日時点、①②は2022年7月調査時点)
※以下の根拠をもとに選出しています。
【高精度】…機械加工技能士「特級」保有者の数が最多、高性能な設備(ハイエンド/上位機種)の導入 【既存歯車の再現】…複製技術に強み、複製がプラン化されている
【標準歯車】…標準歯車の取扱い製品数が最多
【特大サイズ】…公表されている加工設備の対応サイズの中で最大 【極小サイズ】…商品化されている製品の中でモジュールが最小